大阪市立大学同窓会(全学同窓会)

「姫路しらさぎ支部」第2回総会開催

と き:平成29年8月26日(土)
ところ:イーグレ姫路

 去る8月26日(土)、櫻木大阪市大副学長、牧野全学同窓会副会長、森本有恒会副会長、上村有恒会事務局長の4名の方々に出席していただき、姫路しらさぎ支部第2回総会を開催した。昨年8月に第1回総会を開催し、国内27番目の支部として公認を受けてから早1年が経過したが、支部の会員数も当初の13名から22名へと増え、徐々にではあるが支部としての形が整いつつある中での開催となった。

 総会当日は午後2時に姫路駅に集合後、姫路城観光ループボンネットバスにて大手門前まで移動。徒歩で姫路城三の丸広場に入り、姫路城を背景にして記念撮影を終えた後、昨年の総会場所と同様のイーグレ姫路4階・国際交流センター会議室へ移動。午後3時から吉備事務局長の司会進行の下、出席者22名(ご来賓4名を含む)による総会が始まった。

 先ず冒頭、支部長の挨拶に引き続き、ご来賓4名の方々からご挨拶をいただいた後、司会者より今回初参加の4名を含み出席した全会員の紹介があり、その後、支部長からプロジェクターを使用して、昨年の総会以降に実施した支部活動の報告を行った。

 10分間の休憩後、当支部最年長の岸本義明氏に「出会いに感謝」と題して講演をしていただいた。岸本氏は昭和37年に大阪市大法学部に入学し、ご卒業後は一旦商社に入社されたが、大学時代の法学部の同級生とのご縁で兵庫県宍粟郡(現宍粟市)山崎町にある㈱谷口製材所(現㈱マルタニ)に転職され、その会社の社長から非常に厚い信任を受け、南太平洋のサモアでの合弁会社の事務責任者として派遣された後、昭和46年~昭和53年の7年間マレーシア、タヒチにおける合弁会社設立等に責任者として係りながら、多くの国・地域に100回近く渡航経験をされている。特にサモア勤務中にサモア国家元首との親交を深められ、エリザベス女王がサモア訪問の際には、国家元首の招きを受け歓迎式典・昼食会にけ出席され、さらにサモア独立30周年、40周年記念式典にも元首より招待を受けて出席されるなど、サモアとの関係が非常に深く、サモアを仕事の場としてご活躍された当時の話を数々していただいた。サラリーマン生活を終えられた後、平成15年に縁者や知り合いのほとんどいない兵庫県山崎町議会議員選に立候補され見事に当選し、平成17年の宍粟市議会議員選にも当選。平成25年には宍粟市議会議長の要職を務められるなどし、今年の春に退任されるまで、県立森林大学校を設立し、また、宍粟市を「日本発酵文化発祥の地」としてPRするなど、宍粟市の発展のためにご尽力された話も伺った。

 岸本先輩の話では、人生を左右するような人との出会いがあったからこそ現在の自分があるのであり、人との出会いがいかに大事かということを自分の経験に基づいて後輩たちに伝えられた。また、一般人では中々出来ないような経験に基づく話だけに、より一層説得力があり、聞く側としては大変興味深くかつ羨ましい思いで話を聞かせてもらった。支部会員による講演は支部として今回が初めての試みであったが、心に残る貴重な経験談を聞かせていただき、トップバッターとしての役割を見事に果たしていただいた。

 その後は同じフロアーにあるレストラン「イーグレ・キャッスル ミレ」に会場を移し、午後5時から懇親会を実施。先ず最初に十倉譲氏による乾杯の音頭に始まり、その後は会員相互に歓談し、大学時代の話、仕事の話などで場が盛り上がったが、あっと言う間に予定時間の2時間が過ぎてしまった。最後に森本哲郎氏の閉会の挨拶で散会し、各自帰宅の途に着いた。

(文責 松浦康裕)

 

出席者は次のとおり(敬称略)
[ご来賓]大学・・・副学長 櫻木弘之、 全学同窓会・・・副会長 牧野忠廣(経昭44)、有恒会・・・副会長 森本喬(文昭36)、事務局長 上村修三(商昭53)
[姫路しらさぎ支部]岸本義明(法昭41)、森本哲郎(商昭44)、本田和道(法昭44)、井上昭三(経昭47)、十倉譲(法昭48)、奥川剛史(商昭48)、松浦康裕(経昭50)、龍野誠一郎(商昭50)、吉備文昭(商昭51)、福本博之(商昭52)、伊賀隆久(法昭54)、上嶋治(経昭59)、朝日奈大輔(商平7)、田村俊明(経平12)、石井彰(理平17)、吉永哲雄(理平18)、山本和弘(経平19)、朝夷亮介(文平28) 以上22名


講演者:岸本義明氏


姫路しらさぎ支部総会風景


姫路城を見ながらの懇親会風景

同窓会報 有恒

  • 26号
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