大阪市立大学同窓会(全学同窓会)

[報告] 12/11(土) 宮本背広ゼミナール研究会『未来への航跡』出版記念研究会開催

宮本背広ゼミナール研究会『未来への航跡』出版記念研究会開催

と き:20211211()
ところ:京都・リノホール

 12月11日(土)、宮本背広ゼミナールでは、本年夏に出版された、宮本憲一先生卒寿記念の書籍『未来への航跡 環境と自治の政治経済学を求めて』の出版を記念し、宮本憲一名誉教授と、経済学部の斎藤幸平准教授との対談を実施しました。

 ジャーナリストの佐々木実さん、神戸新聞文化部長兼論説委員の加藤正文さん(商昭63卒)を聞き手に、「資本主義は“第三の危機”を乗り越えるか―「環境と自治」からの未来図」をテーマに対談が行われました。 新自由主義以後の資本主義はどうなるのか、今後の資本主義の下で、地球環境の危機が解決可能なのかという宮本先生の問題提起を出発点に対談が進みました。

 宮本先生は、共同社会の基盤についての経済学を研究してきた歩みを中心に、斎藤先生は、マルクスの思想研究の立場から、脱成長を視野に入れた社会構想の展望を中心にお話されました。 立命館大学の森裕之教授(経営学研究科 商平2卒)からのコメントもあり、3時間半があっという間でした。

 宮本先生の卒業生を中心とした「背広ゼミ」では、コロナ禍以降も対面とオンラインを併用するなど工夫しながら、ほぼ毎月ゼミを続けています。 オンライン併用のおかげで、今回の対談には、北は宮城県、南は沖縄県と様々な地域からも参加いただき、全体で30名を超える盛会となりました。

栗本裕見(法修平10年修了)

宮本憲一名誉教授(右)と、経済学部の斎藤幸平准教授(左)

同窓会報 有恒

  • 26号
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