大阪市立大学同窓会(全学同窓会)

『開学の祖 五代友厚小伝』著者 八木先生を囲む 学生座談会 開催

と き:令和3年8月6日(金)
ところ:田中記念館3階 会議室

「-『開学の祖 五代友厚小伝(以下、小伝)』を読んで- 著者八木先生を囲んでの学生座談会」には事前に小伝を読み、それぞれの意見を持った学生5名が参加した。

この『小伝』は、『新・五代友厚伝 近代日本の道筋を開いた富国の使徒』(PHP研究所,2020)のダイジェスト版で、五代の生涯やその功績について学生用にと分かりやすく書かれている。

特に、開拓使官有物払下げ事件については、五代が無実の罪を着せられていることを指摘し、その誤伝を正す必要性を記している。

座談会では、本を読んだ感想を一人ずつ述べた後、五代の真実を多くの人たちに知ってもらうアイデアを考えた。五代を知らない学生が多いため、まずは知ってもらうことから始めるという結論に至った。参加した学生は、「今後も活動に参加し、五代の真実を広めたい。」と決意を語った。

 文責 赤松みなみ(商2)

--------------- 学 生 意 見 ------------------

 大阪市立大学の創設者、五代友厚。偉大な功績を持つにも関わらず、開拓使官有物払下げ事件で無実の罪を着せられ、現在も教科書に誤伝が記載されています。この事実は、市大の学生にもあまり知られていません。

 大阪市立大学として最後の半年間、多くの方に五代の真実を知ってもらいたい。今回の座談会では、八木孝昌先生と学生5人でそのためのアイデアを考えました。

まず目標とするのは、教科書の訂正です。開拓使官有物払下げ事件に関する五代の記載を正し、濡れ衣から解放するのです。教科書の訂正には、世論が盛り上がること、具体的には学生の過半数の署名が必要です。しかしながら、学生が五代について知る機会は非常に少ないのが現状です。それに対して座談会に参加した学生からは、「授業を活用する」「出身高校(大阪ビジネスフロンティア高校:旧天王寺商業)で五代について説明する」「学祭で署名を呼びかける」といった意見が出ました。

さらに、「『学長メッセージ』で声明を発表してもらう」という意見もありました。『学長メッセージ』を読んでいる学生は多く、学長の言葉は非常に大きな影響力を持っています。私たち学生としても、荒川学長の意見を伺いながら、協力して活動していきたいです。今回の座談会の限りではなく、今後も継続して五代の真実を伝えていきます。

文責 赤松みなみ(商2)
 Hijicho

本意見は、八木先生と学生5人との座談会(20210806)での発言を要約したものです。

 

※コロナ感染防止のため、最善策を講じており、写真撮影時には一瞬だけマスクをはずしてもらった

同窓会報 有恒

  • 26号
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