大阪市立大学同窓会(全学同窓会)

『新・五代友厚伝』の出版について (大阪市立大学同窓会 会長) 

                          令和2年9月吉日

『新・五代友厚伝』の出版について

 各位

                          大阪市立大学同窓会
                          会長  児玉 隆夫

 拝啓 今年の春以来続いておりますコロナ禍の中、皆様方におかれましては何かと不自由な日々を送っておられるのではないかと拝察申し上げます。
 同窓会では4年半前に行いました五代友厚の銅像建立と一対の事業として五代の伝記出版事業に取り組んでまいりました。 五代について正しく、そして広く知っていただくためです。 この伝記出版事業もお陰をもちまして順調に進めることができ、このたびPHP研究所から『新・五代友厚伝』として出版され、現在、大型書店にて取り扱っております。

同窓会事務局でも『新・五代友厚伝』の販売を扱っておりますので、所定用紙にて、お申込みください。

 五代は「大阪の大恩人」と言われる一方で、高校日本史教科書に「北海道開拓使官有物払い下げ事件で不当な利益を得ようとした政商」と書かれており、社会的評価が著しく低められてきました。 著者の八木孝昌氏は史実に基づいて、これが全くの濡れ衣であることを示しました。 この他、五代が14歳の時に世界地図を模写したという、諸五代伝の冒頭を飾る有名な話についても、先年地図の実物が発見されて、地図添付の説明書から五代の兄友健が模写したものであることが判明しましたが、本書はその誤伝を正した最初の五代伝となりました。 八木氏は執筆に際して、疑問点の一つ一つについて原資料に当たり、あるいは新資料を発掘して、誤って伝えられてきた内容を正すとともに、五代が抱きつづけたビジョンと利他の精神をも明らかにしました。 本書は現時点で到達可能な、五代の本当の姿を伝える評伝となっており、これまでの五代についての世評を大きく変えることは間違いないと思っています。 ご一読願えれば幸いです。

 世界中を混乱と恐怖に巻き込んでいるコロナ禍はこの先どのようになって行くものか、私たちはただただ事態の推移を見守るばかりです。 皆様におかれましては今後とも、くれぐれもご自愛くださいますよう願っております。

                                 謹白

 

2020.09.11

同窓会報 有恒

  • 第19号
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