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先日大阪市立大学合気道部で稽古した時のことを材料に書きたい。
この時、私はひどく遅れていったのだが、本河さん(大阪市立大学合気道部10代)と 青山さん(同11代)が稽古に来られていた。 稽古が終わってからいけしゃあしゃあと本河さんのところに行き「一教を教えて下さい」と言って 笑われた。それはそうだ。学生が教わりに行くのなら兎も角、ベテランが何いうとんねん、という ことである。
それでもお願いしてしまえるのが面の皮の厚いところで、ちゃっかり青山さんと本河さんに一教を 見て頂いた。次に書くのは、青山さんからご指摘頂いたことである。
一教とは合気道における抑え技の基本であるとともに、合気道全体の基本である。 開祖植芝盛平先生は「体の転換と一教の抑えができたら、二段をやる」と言われていたそうで、 私はその話をよく後輩にする。手刀(しゅとう)でお互い打つところから相手の腕を取り、抑える。
青山さんに、1回目の技で手首の方を下げてしまっていたな、と指摘された。言葉だけで説明しづらい ので稚拙ながら線画で図示する。手首と肘を掴み、相手の腕を相手の耳の方に押し付けて崩すところだ。 指摘されたのは、同じ方向に崩していくべきところ(図1の@とAの矢印)、相手を抑えようと焦って 手首を掴んでいるのを無理やり下に押さえ込もうとしてしまった(図2のBの下方向の矢印)という ことになる。崩そうとしている方向が2方向に分離してしまっていたのである。 強引にねじっているといってもいい。
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[図1:本来の動き] |
[図2:捻ってしまった動き] |