桜井 宗和

ジミーは一直線、平面ののっぺら、ジャズの開けっ放し。木ならピツシヤ、花で云おうものならチューリップ。と云った三国一のアメリカ青年ですが、或る人が"ジミーはミスキャストだと思うわ"だって。

倉井 弘延

若い世代の目は厳しい。岸田、森本の作を捨て敢えて此の本を採り上げた彼等の意気をまず見て戴きたい。キャストも一回生が殆どこれに当たりとにかく訴えずにはおれないのだ。云わば未来を信じ歴史に対決する彼等の姿こそこの劇の全てであろう。

大橋 也寸

リーヤ、清純で気品があって、シンがしっかりしていて、適当に可愛い二十才の娘。こんなの"大嫌い"思われない位に演れたら、とても嬉しいです。

池田 克彦

朝鮮の名士その名はチョウ
『私は人民を絞る事じゃ。あの手、この手で』この台詞程買弁資本家の権化とも云うべき僕の姿を如実に表現した言葉は他にない。とにかく誰が見ても一番の憎まれ者だ。僕はこんな憎まれ者にならぬ様、此の役を通じて懸命に研究するつもりだ。

小田切 成明

裏街!その先の黒い建物、ちぢみ上がり、干上がった産婦人科の看板、そらよく聞いて見ろ、若い魂に点火されたのだ、やがて暗がりをはいずり廻る空虚な魂に――共同炊事場の壊れた水道の音、それがせめてものお前の音楽、おい、君も裏街を歩こう。

桂 充平

何も云わないことにしています。唯、実行(ドラン)のみをひたすらに心懸けているところです。だって劇はもともとそう云う藝術なんでしょうから……。
(パンフレットより)


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